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「柴犬」は賢く忠誠心が高く、警戒心が強い

日本犬と言えば「柴犬」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

キリッと凛々しい姿のイメージが強い柴犬ですが、日本犬の中ではもっとも小型犬種になります。

また最近はアメリカのほうでも日本犬が注目を浴びているようです。

柴犬の歴史

古くから山岳地帯で狩猟犬として、飼い主とペアになり働いていました。

そのため飼い主への忠誠心がとても深く、その後ペットとして愛されるようになりました。

日本各地に日本犬が分布しておりましたが、外来種が入ってきたことにより交配が進み、純粋種が一気に減少したため、1928年に「日本犬保存会」が設立されました。

1932年には、戸籍ならぬ犬籍簿が整備され、血統書を作成する際に、犬籍簿をもとに作成され、血統を明らかにした犬の戸籍謄本のようなものです。


血統書は日本犬保存会のような文化科学省が認可した社団法人から、任意の団体まで、いろいろな犬種団体が発行されています。

日本犬の種類について

1934年に「日本犬標準」が制定され、大きさによって小型・中型・大型に分けられ保存するようになりました。

大型犬は「秋田犬」、中型犬は「紀州犬」「四国犬」「北海道犬」「甲斐犬」、小型犬が「柴犬」というように分類分けされています。

柴犬は、19236年に天然記念物に認定され、日本犬として地名が付いてないのは「柴犬」だけです。

柴犬の名前の由来

柴犬の「柴」は「小さいもの」を意味する古来の言葉にちなんでいるとも言われていますが、他にも諸説があると言われています。

柴の中を駆け抜けて猟をしていた事に由来しているといった説や、体の色が刈り取った柴の色に似ているからなど色々な説が言われているそうです。

柴犬の体の特徴

そこまで大きな体ではなく、寒さや暑さにも比較的強い犬種です。

クルリと巻いた尾や凛々しい姿が特徴的で、これが広く愛されています。

柴犬の性格

飼い主のペアで狩をしていた様に、飼い主に対しては服従するといった忠誠心はとても深くもっています。

しかしその一方で、少し飼育しにくい面もあります。

それは飼い主以外に対する警戒心です。

これでは、飼い主以外には吠えたり飛びついていったりと、他の犬との接触が難しくなります。

またペットホテルで預ける事も不可能になります。

なので、仔犬のうちに、しっかりしつける事がとても重要になります。

もちろんまずは家族の中で一番下である事を自覚させてからです。

ここをきちんとしつけておくと、家族や他人ともいい関係を築く事ができます。

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