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飼い主のその行動は猫にとっては大きなストレスになっているかも

もともと猫は単独で獲物を捕らえていた動物で、集団行動を得意としません。

なので自分の身は自分で守る意識が強いです。周囲の変化にはとても敏感で、身の危険を感じるストレスを苦手とします。

そのストレスというのはどういう時に感じやすいのかを理解しておく事も飼い主にとっては大切な役割です。

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猫のストレスの原因は大きな環境の変化!

猫はとにかく繊細です。また、野生時代からの本能で、縄張りを守る動物だったため、生活環境が大きく変わるとストレスを感じてしまうのです。

猫にとっては家の中は縄張りみたいなものです。

その家の中に大きな変化がある事は猫にとったら混乱を起こす要因になります。

例えば、家の引っ越しです。

引っ越しは家ごと環境が変わるので、これは要注意です。

猫を飼う前に引っ越しの予定があるかどうかも考えた上で飼う事をお勧めします。

引っ越しの予定があるなら、引っ越しが済んでから猫を飼うか、もしくは仔猫のうちには引っ越しを済ませて置く事が猫にとってはベストです。

しかし成猫や老猫になって止む負えない引っ越しもあるかと思います。

そんな時は注意深く猫の様子を見てあげて下さい。そして安心を十分に与えるように飼い主が努力をする必要があります。

次に室内の模様替えです。

模様替えくらいはいいかと思いがちですが、猫にとっては混乱のもとです。

いつもと違う位置に違うものが配置されているだけで、自分の縄張りが荒らされたような気分に陥ります。

模様替えをするなら、一気にガラッと変えるのではなく、少しずつ分からない程度に変えていく事をお勧めします。

他にも、リフォームによる工事が入ったり、新しく猫が増えたり、家族が増えたりなどが考えられます。

生きていればその都度環境は変化するのは当然です。

しかし猫を飼ったいじょうは、猫の事も優先的に考えながら、極力ストレスを与えないような対応をしていく事も飼い主の大切な役割だと考えます。

猫によってストレスの感じ方はいろいろ?

上記のように様々な環境の変化で猫は大きなストレスを感じる傾向にありますが、中には全く平気な仔もいます。

ストレスの感じ方は個体によっても異なります。

脱毛する仔もいれば腸に表れて下痢をする仔もいます。このように症状の出方も様々です。

環境の変化があった時は、猫の体調の変化に注意しましょう。

特に柔軟な対応が難しくなる高齢の猫や、臆病で怖がりの性格の猫の場合は注意が必要です。

これは「ストレス!?」勝手にきめつけてしまうのも危険かも?

ストレスのサインとして脱毛の症状が出るとも述べましたが、脱毛=ストレスを感じているという事にはなりません。

脱毛の場合、他にも皮膚炎や内分泌系の異常でも起こります。

脱毛だからといって「これはストレスだろう」と決めつけてしまうのは危険です。

そのまま放っておいて悪化してしまう事もあるので、まずは動物病院で診てもらうようにして下さい。

まとめ

人間生きていれば少なからず環境の変化はあります。

それでも猫にとったら関係のない事で飼い主の都合で大きなストレスを抱えてしまいがちです。

環境に変化がある前と後で、猫の変化を注意深く観察し、変化を見抜けるようにしてあげる事も飼い主さんの大切な役割なのです。


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