犬種別の性格や特徴、人気ランキングを理解しよう
わんちゃんを飼う前に、犬種別の性格や特徴を理解しておく事も大切な事です。
犬種が決まっているのであれば、その犬種については事前に理解しておくととても飼いやすいです。
はじめに
犬種によって性格・特徴はさまざまです。
ライフスタイル、家族構成、生活環境に合わせて犬を選ぶことで、犬も、飼い主も、共に楽しく生活することができます。
逆に、犬の性格や特徴をまったく無視して見た目だけで選んでしまうと、犬にとっても飼い主にとっても、つらい思いをすることになってしまうかもしれません。
犬を選ぶときには、ライフスタイルや生活環境、家族構成などに合わせて選ぶ事をお勧めします。
性格別の犬種について
犬の性格は大きく下記に分けられます。
- 人なつこい性格の犬
- 穏やかな性格の犬
- マイホーム型の犬
- 頭のいい犬
- 防衛心の強い犬
- 独立心の強い犬
- 自信のある犬
*Stanley Coren著、文芸春秋出版の「相性のいい犬、わるい犬」という文献を参考
人なつこい性格の犬
人間が大好きでいつも人のそばにいたがるタイプの犬です。ただし番犬としては期待できない事が多いです。
- アメリカンコッカースパニエル
- イングリッシュコッカースパニエル
- イングリッシュセッター
- ビズラ(ヴィズラ)
- ウェルシュスプリンガースパニエル
- オールドイングリッシュシープドッグ
- カーリーコーテッドレトリバー
- キースホンド
- キャバリアキングチャールズスパニエル
- コリー
- ゴールデンレトリバー
- ソフトコーテッドウィートンテリア
- ノバスコシアダックトーリングレトリバー
- ビアデッドコリー
- ビションフリーゼ
- フィールドスパニエル
- フラットコーテッドレトリバー
- ブリタニー
- ボーダーテリア
- ポーチュギーズウォータードッグ
- ラブラドールレトリバー
穏やかな性格の犬
- アイリッシュウルフハウンド
- クランバースパニエル
- グレートデーン
- グレートピレニーズ
- スコティッシュディアハウンド
- セントバーナード
- ニューファンドランド
- バセットハウンド
- バーニーズマウンテンドッグ
- ビーグル
- ブービエデフランダース
- ブラッドハウンド
- ブルドッグ
- マスティフ
マイホーム型の犬
- イタリアングレーハウンド
- イングリッシュトイスパニエル
- ウィペット
- シーリハムテリア
- スカイテリア
- スタンダードダックスフント
- ミニチュアダックスフント
- ダンディディンモントテリア
- チベタンテリア
- チャイニーズクレステッドドッグ
- チワワ
- 狆(ちん)
- パグ
- フレンチブルドッグ
- ペキニーズ
- ベドリントンテリア
- ボストンテリア
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ラサアプソ
頭のいい犬
- ウェルシュコーギーカーディガン
- ウェルシュコーギーペンブローク
- オーストラリアンキャトルドッグ
- オーストラリアンシェパード
- シェットランドシープドッグ
- ジャーマンシェパード
- スタンダードプードル
- トイプードル
- ドーベルマン
- パピヨン
- ベルジアングローネンダール
- ベルジアンタービュレン
- ベルジアンマリノア
- ボーダーコリー
防衛心の強い犬
- 秋田犬
- アメリカンスタッフォードシャーテリア
- クーバース(クバーズ)
- ゴードンセッター
- コモンドール
- ジャイアントシュナウザー
- ジャーマンワイヤーヘアードポインター
- スタンダードシュナウザー
- スタッフォードシャーブルテリア
- チェサピークベイレトリバー
- チャウチャウ
- プーリー
- ブリアード
- ブルテリア
- ブルマスティフ
- ボクサー
- ロットワイラー
- ローデシアンリッジバック
- ワイマラナー
独立心の強い犬
- アイリッシュウォータースパニエル
- アイリッシュセッター
- アフガンハウンド
- アメリカンウォータースパニエル
- アメリカンフォックスハウンド
- アラスカンマラミュート
- イングリッシュフォックスハウンド
- エアデールテリア
- オッターハウンド
- グレーハウンド
- サモエド
- サルーキ
- 柴犬
- シベリアンハスキー
- シャーペイ
- ジャーマンショートヘアードポインター
- ダルメシアン
- ノルウェジアンエルクハウンド
- ボルゾイ
自信のある犬
- アイリッシュテリア
- アーフェンピンシャー
- ウエストハイランドホワイトテリア
- ウェルシュテリア
- オーストラリアンテリア
- ケアーンテリア
- ケリーブルーテリア
- シーズー
- ジャックラッセルテリア
- シルキーテリア
- スキッパーキ
- スコティッシュテリア
- スムースフォックステリア
- ノーフォークテリア
- ノーリッチテリア
- バセンジー
- ブリュッセルグリフォン
- マンチェスターテリア
- ミニチュアシュナウザー
- ミニチュアピンシャー
- ヨークシャーテリア
- レイクランドテリア
- ワイヤーフォックステリア
- ワイヤーヘアードポインティンググリフォン
2016年度人気犬種ランキング
総合ランキング
1位 | トイ・プードル | ||
---|---|---|---|
2位 | チワワ | ||
3位 | MIX犬(体重10kg未満) | ||
4位 | 柴犬 | ||
5位 | ミニチュア・ダックスフンド | ||
6位 | ポメラニアン | ||
7位 | ヨークシャー・テリア | ||
8位 | ミニチュア・シュナウザー | ||
9位 | シー・ズー | ||
10位 | マルチーズ |
11位 | カニーンヘン・ダックスフンド | ||
---|---|---|---|
12位 | フレンチ・ブルドッグ | ||
13位 | ゴールデン・レトリーバー | ||
14位 | ウェルシュ・コーギー・ペンブローク | ||
15位 | パグ | ||
16位 | パピヨン | ||
17位 | ジャック・ラッセル・テリア | ||
18位 | キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル | ||
19位 | ペキニーズ | ||
20位 | ラブラドール・レトリーバー | ||
21位 | ミニチュア・ピンシャー | ||
22位 | ビーグル | ||
23位 | ビション・フリーゼ | ||
24位 | ボーダー・コリー | ||
25位 | シェットランド・シープドッグ | ||
26位 | ボストン・テリア | ||
27位 | イタリアン・グレーハウンド | ||
28位 | アメリカン・コッカー・スパニエル | ||
29位 | バーニーズ・マウンテン・ドッグ | ||
30位 | 日本スピッツ |
契約者年代別ランキング 20代
順位 | 犬種 | 頭数(頭) | 割合(%) |
---|---|---|---|
1位 | MIX犬(10kg未満) | 712 | 17.8 |
2位 | トイ・プードル | 692 | 17.3 |
3位 | チワワ | 643 | 16.1 |
4位 | ミニチュア・ダックスフンド | 319 | 8.0 |
5位 | 柴犬 | 267 | 6.7 |
6位 | ポメラニアン | 233 | 5.8 |
7位 | ヨークシャー・テリア | 86 | 2.2 |
8位 | ウェルシュ・コーギー・ペンブローク | 75 | 1.9 |
9位 | ミニチュア・シュナウザー | 71 | 1.8 |
10位 | ゴールデン・レトリーバー | 68 | 1.7 |
契約者年代別ランキング 30代
順位 | 犬種 | 頭数(頭) | 割合(%) |
---|---|---|---|
1位 | トイ・プードル | 1,241 | 18.2 |
2位 | チワワ | 1,161 | 17.0 |
3位 | MIX犬(10kg未満) | 1,087 | 15.9 |
4位 | 柴犬 | 559 | 8.2 |
5位 | ミニチュア・ダックスフンド | 460 | 6.7 |
6位 | ポメラニアン | 225 | 3.3 |
7位 | フレンチ・ブルドッグ | 144 | 2.1 |
ミニチュア・シュナウザー | |||
9位 | ヨークシャー・テリア | 126 | 1.8 |
10位 | ウェルシュ・コーギー・ペンブローク | 117 | 1.7 |
契約者年代別ランキング 40代
順位 | 犬種 | 頭数(頭) | 割合(%) |
---|---|---|---|
1位 | トイ・プードル | 2,210 | 20.7 |
2位 | MIX犬(10kg未満) | 1,666 | 15.6 |
3位 | チワワ | 1,418 | 13.3 |
4位 | 柴犬 | 912 | 8.5 |
5位 | ミニチュア・ダックスフンド | 756 | 7.1 |
6位 | ポメラニアン | 351 | 3.3 |
7位 | ミニチュア・シュナウザー | 287 | 2.7 |
8位 | ヨークシャー・テリア | 282 | 2.6 |
9位 | ゴールデン・レトリーバー | 221 | 2.1 |
10位 | マルチーズ | 218 | 2.0 |
契約者年代別ランキング 50代
順位 | 犬種 | 頭数(頭) | 割合(%) |
---|---|---|---|
1位 | トイ・プードル | 1,198 | 20.4 |
2位 | MIX犬(10kg未満) | 912 | 15.5 |
3位 | チワワ | 615 | 10.5 |
4位 | 柴犬 | 519 | 8.8 |
5位 | ミニチュア・ダックスフンド | 347 | 5.9 |
6位 | ヨークシャー・テリア | 214 | 3.6 |
7位 | ミニチュア・シュナウザー | 202 | 3.4 |
8位 | ポメラニアン | 199 | 3.4 |
9位 | ゴールデン・レトリーバー | 134 | 2.3 |
10位 | シー・ズー | 124 | 2.1 |
契約者年代別ランキング 60代
順位 | 犬種 | 頭数(頭) | 割合(%) |
---|---|---|---|
1位 | トイ・プードル | 379 | 15.3 |
2位 | MIX犬(10kg未満) | 350 | 14.1 |
3位 | 柴犬 | 303 | 12.2 |
4位 | チワワ | 273 | 11.0 |
5位 | ミニチュア・ダックスフンド | 137 | 5.5 |
6位 | シー・ズー | 94 | 3.8 |
7位 | ヨークシャー・テリア | 83 | 3.4 |
8位 | ミニチュア・シュナウザー | 80 | 3.2 |
9位 | ポメラニアン | 78 | 3.1 |
10位 | ゴールデン・レトリーバー | 71 | 2.9 |
プードルが人気の理由
プードルは今年で7年連続1位という人気が続いています。
ではどうしてこれ程プードルが好まれるようになったのでしょうか?
トイプードルの歴史・ルーツについて
原産地を特定することは困難であるが、フランスで人気を博したことから、フランス原産とするのが一般的である。一方、「プードル」の語源はドイツ語のPudel(プデル:水中でバチャバチャと音を立てる)であり、ドイツから移入された水辺の猟を得意とする犬が先祖犬であるとされる。
また、南欧のウォーター・ドッグ(水中作業犬)との混血説もある。
プードルは泳ぎが得意で、もともとは鴨猟の回収犬として用いられていた。
フランス語のカニシュは「カモを獲る犬」の意である。その後は、フランスやイギリスなどで小型化が行われ、次第に美的な要素も加味されて、今日の愛玩犬となった。
フランスでは16世紀ごろから上流階級の婦人のあいだでプードル(カニッシュ)の人気が高まり、ミニチュア・サイズのプードルが作出された。
17世紀にはイギリスの初代カンバーランド公ルパートが愛犬として飼育していた。18世紀後半のルイ16世の時代には、トイ・プードルも作出された。
また、この頃ゲーテのファウストの作中にも黒のプードルが登場する。第二次世界大戦では、救助犬としても活躍した。
日本での飼育は1949年(昭和24年)、アメリカから黒のミニチュア・プードル等の3頭が輸入されたのが始まりである。
2000年代に入ると爆発的な人気を得て、2008年度にはジャパンケネルクラブの犬籍簿登録数が全犬種中第1位となった(86,913頭)。
内訳は、「トイ」 85,641、「ミニチュア」 90、「ミディアム」 9、「スタンダード」 1,173 であり、最も小型のトイ・プードルが大多数を占める。登録犬種の第2位はチワワ、第3位はダックスフンドであり、これら3犬種のトップ3は、2004年以降変わっていない。
*Wikipediaから引用
トイプードルの特徴と性格について
プードルの性格は、スタンダードプードルが最も穏やかだといわれます。ミニチュア、及びトイプードルの方が比較的神経質な面がありますが、一般的には聡明で明るく、物覚えが良くて人なつこいといえます。
プードルといえば、「コンチネンタルクリップ」と呼ばれる独特のシルエット(写真右)をイメージする人が多いようですが、このトリミング方法は元々水中作業に合わせて考案されたものでした。胸部や関節部分の被毛をを厚く残すのは、水中での体温低下を防ぐためです。
また通称「ボンボン」と呼ばれる尾の先の被毛は、プードルが遠くまで泳いでいっても、猟師が見つけやすくするための目印として使われていました。
プードルには換毛期(抜け毛の時期)がなく、体臭も少ないのが特徴です。
なお日本においては近年、「ティーカッププードル」という極端に体の小さいプードルの名前をちらほら耳にします。しかしこの犬名は犬種登録されているわけではありませんので、必然的にこの名前が血統書に記載されることもありません。注意したい点です。
尾は太く長く上向きに伸びる。18世紀頃のヨーロッパでは他の犬に噛まれることでの狂犬病の予防や狩猟時の怪我防止になるとして断尾が行われていた。
イギリスのジョージ王朝では犬の断尾をした場合減税されるなどの法律が成立し、プードルも同様に断尾されていた。現在でも外観上の理由で生後まもなく断尾されることがある。
性格は利口で活発、活動的である。最も知能の高い犬種のひとつであり、躾は入りやすいが、甘えん坊で神経質な一面もある。
また気の強さは毛色の順に、レッド(アプリコット)、黒(グレー)、白とする説がある。見た目のかわいらしさ、ゴージャスさや訓練性能の高さから、サーカスなどにも出演させやすい犬として知られています。
まとめ
このようにプードルはやはり家で飼う上で毛が抜けないという利点と、利口で躾がしやすく、毛色も多種で、カットで色々アレンジが楽しめるという飼い主にとって嬉しい事や楽しい事が多い事が考えられます。
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