猫の上手な褒め方、叱り方
猫はしかっても理解しない、褒めて良い関係を作る
猫は犬と違って、飼い主に喜んで貰うために何かをするという事はありません。
また叱ると人間を恐れるようになり、人間を怖がり良い関係が崩れてしまいます。
猫の問題行動は、猫の習性で仕方ない事が多いです。
なるべくしかならくてもいい環境づくりを飼い主がする必要があります。
猫を褒めるというのは、しつけというよりは、飼い主との良い関係を築くためのものなのです。
猫が喜ぶ褒め方
猫は顔の周りを撫でながら「いい子だね~」と褒めながら撫でてあげるととても喜びます。
撫でる事は猫にとって仲間同士のスキンシップのようなものです。
よく顔を相手の猫にこすりつけるような様子を見たことがあると思います。
褒めてあげる時は特に顔の周りを優しく撫でてあげるととても喜びます。
間違った叱り方
●目を合わせて叱る
猫は目を合わせるのはケンカの時だけです。
飼い主が怒った顔で睨むと、猫は威嚇されていると勘違いします。
言葉が通じない猫に目を合わせる事は、とても危険な事なのです。
●たたっくなどの体罰
これは犬も同じですが、叩いたり、押さえつけて叱るような体罰を与える事で人間に対する恐怖心が芽生え、心を許さない子になり、良い関係が作れなくなります。
これは絶対にしないようにしましょう。
しからないように教える方法
しからずに分からせるための工夫を飼い主がしていく必要があります。
猫は人間のいう事を理解する事ができません。
困った行動を防ぐには、猫自身が「これをしたら不快に思った」と感じるような対策をする事が大切です。
飼い主との関係には溝が出来ないような対策を考えなら家庭に合わせた工夫をしましょう。
●乗って欲しくない場所には両面テープを貼る
猫は高い場所を好みますが、飼い主にとってはそこはやめて欲しいという場所はあると思います。
そういう場所には「両面テープ」が効果的です。
肉球にベタベタと貼りつき気持ち悪さを覚えます。何回かすると猫はその場所が嫌いになりそこへは登ろうとしなくなるはずです。
●物が落ちる仕掛けをする
これも同じで登って欲しくない場所に、コインなどが入った缶を棚のギリギリに置いておき、少しでも触れると落ちて大きな音がなるようにします。
これが繰り返されると猫は嫌な場所と認識するはずです。
また、本や雑誌を不安定に置くのも効果的です。
●霧吹きで水をかける
困った行動をしたとき、飼い主が声をかけても分かりません。
この行為をすると不快な事が起こると認識させる事が大切です。
この時に用いるのが「霧吹き」です。
問題行動をしている時にそっと近づいて、霧を猫の上から吹きかけます。
すると猫はこれをすると水が降ってくると理解してその問題行動をしなくなります。
まとめ
問題行動は飼い主にとって困る事です。
しかし猫からしたら習性の一つでしかありません。
猫ちゃんと長く接していると、これをすると嫌がるというのも分かると思います。
問題行動をしたときはその猫が嫌がる事を、さりげなくする事がコツです。
しかし、いかにも飼い主が意地悪な事をしている事が分かるのは、信頼関係が崩れる原因にもなるので「さりげなくする」事がポイントです。
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