犬が前足でおいでのポーズをとっているのは構って欲しい合図?
犬が前足を上げて上下に動かしているのを見た事があると思います。
その様子をみて飼い主や私たちは可愛いと感じます。
前足でおいでのポーズは実はストレスを感じているのかも?
一見飼い主にすがり付いて甘えているように思えますが、実はそうではないのです。
ストレスを感じて、自分を落ち着かせようとしている時によく見られるしぐさなのです。
このしぐさを「カーミング・シグナル」といいます。
これはノルウェーの動物学者ルーガス氏が発見したとされるものなのです。
つまり、犬のこのしぐさは不安を感じているのです。
前足を上げる事への意味は無く、たとえば人間がちょっと困った時に頭をかくとか、腕を組むのと同じように「無意識の動作」なのです。
こうして、不安を感じながらもケンカやトラブルになるのを避けようとしているのです。
散歩中によその犬に出会ったときにこのような動作を見たら、目を合わさずに立ち去りましょう。
犬も自分から攻撃するつもりは無いというしぐさを取り緊張を感じています。
甘えてくる時のあのポーズは何?
しかし、飼い主に甘えたい時も似たようなしぐさをします。
その時は前足を直接飼い主に触れさせながら上下にさせていると思います。
また頭もお辞儀をしているように上下に動かしている事が多いです。
中には違いが付きにくい子もいるので飼い主は注意が必要です。
前足をあげたままじっとして動かない
たまに前足をあげたまま動かずに静止している子がいます。
その時は、何かを見つけて緊張したり考えているときです。
エサを見つけたり、何か見た事ないものを見つけたりしたとき、前足を持ち上げたままじっと観察しているのです。
人間も見た事ないものをじっと見つめるとき動作が止まってしまう事がありますよね。
まとめ
前足をあげるしぐさは甘えているだけでなく、緊張している事がほとんどなのです。
甘えている時はそのしぐさに頭だったり体が一緒に動いている事が多いです。
その微妙な違いは飼い主にしか分からないと思います。
犬の事を観察しつつ違いを見極めてあげて下さい。
緊張している事が分かるのであれば、その緊張を取り除くようにしてあげる事が大切です。
犬にとっての緊張は続けばストレスにもなります。
犬との良い関係を作るためにも飼い主の判断はとても重要になります。
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