犬が嬉しさのあまり飛びついてくるけどこれはいいの?叱るべきなの?
犬が喜びのあまり飼い主に飛びついてくると飼い主もついつい可愛いと思い受け入れてしまう。
この様な状況を見た事もあれば、体験した事もあると思います。
しかしこの飼い主の行動は間違っているのです。
犬と人との上下関係をまだ築けていない事でもあります。
これを成犬になっていきなりしつけ直すというのは犬にとったら意味が分からず、ストレスに繋がります。
子犬のうちからこのような行動をしっかりとしつけて行く事が大切です。
犬が飛びついてくる時の心境
犬は名前を呼ばれると嬉しさのあまり飼い主に向かって飛びついてくる子がいます。
犬は悪気がなく、嬉しさでいっぱいの気持ちなのです。飛びつくと飼い主に撫でられ名前を呼ばれると嬉しくてたまりません。これが快感になり犬は繰り返します。
また、飛びつきの心境としてもう一つ言われいるのが、人間より優位に立ちたいためともいわれています。
後ろ足で立つ事で目線を高くし、自分を誇示しようとしているのです。
飛びつきは人間に取ったら不快で危険な事も
もしお気に入りの服を着ているときに飛びつかれて、爪が引っかかってしまったら残念な気持ちになります。
小型犬ならまだしも、これが大型犬になると状況は変わってきます。あまりの勢いで飼い主が後ろに倒れてしまい頭を強く打ってしまうという事にもなり兼ねません。
また飼い主以外にも飛びつくような事があると、犬が苦手な人や大型犬が怖いと思う人、または子供など、迷惑や危険が伴います。
このような事にならない様にするためにも、仔犬のうちからこの行為を止めさせておく事が重要なのです。
飛びつきを止めさせる方法
今まで飛びついた時は「よしよし」と言って貰えていたのに、いきなりきつく叱りつけるのは可哀そうで、犬も混乱します。
また飛びついたときに、優しく「ダメだよ~」と目を見ながら言うのも効果はありません。
これは飼い主に褒められていると勘違いしやすいです。
犬は人間の言葉を全て理解しているわけではありません。
口調が優しいと言葉は怒っていても犬からすれば理解していません。
逆に頭ごなしに怒鳴りつけるのも考え物です。
悪気のない行為なのに厳しく叱られると、犬も何が良くて悪いのか分からなくなり、自己嫌悪に陥る事があります。そうなると気持ちを素直に表現できない子になってしまいます。
まず飛びついてきたら、いったん「座れ」の命令を聞かせましょう。そして気持ちを落ち着かせます。
落ち着いて「お座り」が出来ていたら大袈裟に褒めてあげましょう。
最も効果的なのは、飛びついてきたときに視線を合わせず、直ぐに背を向けて飛びつけない状態を作ります。
犬は無視される事が一番イヤなのです。
この飛びつきは飼い主にとっては嫌な事なのかと直ぐに理解できるようになります。そして次第に飛びつきが無くなります。
子犬のうちから飛びつき癖を止めさせる理由
子犬の頃に飛びついてくる癖を付けてしまうとなかなか直す事が出来ません。仔犬が飛びついてくると可愛さのあまり飼い主も黙認しがちになります。
しかし子犬の頃に許された事が成犬になって許されないのは犬とったら混乱でしかありません。
子犬であっても人間に挨拶する時は飛びつかない様に教える事が大切なのです。
子犬のうちは構って欲しくて低い唸り声を出しながらでも、どうにかして飼い主に構ってもらおうと必死です。
そこで甘やかしてしまうと大きな勘違いをこれからしていきます。
子犬のうちはとても可愛いので甘やかしたくなる気持ちも分かります。
しかし、良い事と悪い事をはっきりさせて、良い事には大袈裟に褒めてたくさん可愛がるとそちらが良いと思うようになります。
良い事をたくさん経験させて褒めてもらえる喜びをたくさん経験させてあげると、自然と悪い事は減ってきます。
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