プレミアムドッグ&キャットフードがどうして良いのか?値段の違いは?
フードの成分について
プレミアムフードの成分
成犬用や成猫用のフードの原材料に含まれているいちばん多い原料は主に肉類です。
チキンやターキー、ラムなどが使われています。
フードの中には、穀類がいちばん多いというものもありますが、これはオーガニック食材を使ったフードだとか、コンセプトをしっかり持っています。
その他の特徴としては、保存料としてビタミンEと使用しているもの多くあります。
プレミアムフードの特徴は、原材料の記述が長く、たくさん記述されている事です。また、コエンザイムQ10やアガリクスが入っているなど、健康面に良い成分も原材料のところに書いてあります。
ふつうのフードの成分
いちばん多い原料は穀類で主に、とうもろこし、大豆、小麦などです。
目立った原材料は、チキンミール、ミートミール、鶏副産物、動物性油脂などが入っています。
プレミアムフードに比べて原材料の記述が短いのも特徴です。
またどんな保存料を使っているか、具体的に書いていないものが多くあります。
また、すき焼き風味や野菜たっぷり、チーズ入りなど、個性の強い風味のものが多いという印象を受けます。
値段について
まず大きく違うのが値段です。
プレミアムフードは、1kgあたり500〜1,000円程度
ふつうのフードは、1kgあたり80〜300円程度
プレミアムフードと呼ばれるものは1㎏あたり1,000円くらいで、中には、1㎏あたり10,000円というフードもあります。
1㎏あたり10,000円ということは、100グラム1,000円です。お肉屋さんで霜降牛が買えるお値段です。
では値段が違うと中身はなにが違うのでしょうか。
パッケージ裏の原材料の欄があります。そこに注目してください。
次にその原材料の成分について詳しく説明したいと思います。
プレミアムフードとふつうのフードの 違い
プレミアムフードとふつうのフードの大きな差は、やはり原材料です。
材料や成分、作る工程、研究開発費などが違うから値段が違ってくるわけです。
プレミアムフードには、アレルギーなどを考慮した原料で作られている物などもありフードのバリエーションが豊かで選びやすいのも利点です。
キャットフードを例にとると、本来猫は肉食なので、もちろん肉類が一番多い物が猫には適しているはずです。しかし、ふつうのフードの多くには穀類がいちばん多く含まれています。
また、ふつうのフードの多くには着色料や香料などが添加されていて、赤や緑、黄色などの色が付いている物があります。着色料とは本来人間が食材に対して使うものですので、色の識別で餌を選ばない犬や猫にとって不要なものでしかありません。
また、便の色や臭いもプレミアムフードと普通のフードを食べている仔で大きく違いがあります。
普通のフードを食べている仔は、着色料のついた、独特の臭いがある便をします。
プレミアムフードを食べている仔は、健康的な便の色で、臭いもそこまで強くありません。
この事だけでも、フードによって腸内環境が大きく変わる事も分かります。
ふつうのフードは「いけないもの」なの?
では、ふつうのフードは「いけないもの」なのでしょうか? といわれれば、絶対にそうではありません。
ふつうのフードを食べていても病気にならないワンちゃんやネコちゃんもいますし。
逆に高いフードを食べていても病気になってしまうワンちゃんやネコちゃんもいます。
プレミアムフードが良いと言われる理由
では、なぜプレミアムフードが良いと言われているのか?ここまで流行しているのか?
それは、人間の食環境と同じです。
以前に比べて人間の食も、添加物が入ってない加工食品や、着色料や香料を使わない食品など健康志向型の食生活になってきました。
毎日のようにメタボリックシンドロームなどのことばが飛び交う社会で、イヌや猫などの愛玩動物の食餌に関しても同じような動きが出てきた結果だと思います。
また、少子高齢化や核家族化などいろいろな社会状況の中でペットの家族の中での地位が以前よりもグッと上がり、お金をかけてもらえるようになっている、というのも理由のひとつでしょう。
実際にペットフード(総合栄養食)が普及しだしてから、ペットの寿命は飛躍的に延びたといわれています。
プレミアムフードがどの程度寿命に影響するかはもう少し時間をかけると明らかになってくるかもしれません。
ペットに健康で長生きして欲しい、その願いが、ペットフードに大きく影響を及ぼし合成保存料や原材料などの質の改善につながったと思われます。
それらが現在プレミアムフードと呼ばれるようになり、流行しているのではないでしょうか。
フード選びやわんちゃんにアレルギーがあるなどお困りの事があれば当店にてご相談承ります。
お気軽にお越しくださいませ。
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