愛犬がお尻や尾を向けてくっつけてくるこの意味は何なのか
野生の本能だった?
テレビで真冬にニホンザルが背中をくっ付け合っている様子をみたことがあると思います。
これは野生動物の習性なのです。寒さをしのぐためにサルたちは集団で体を寄せ合っていました。
これは野生の犬も同じなのです。
このサルの様子を見て分かるように皆、背中をくっ付けているのが分かります。
前方は目や耳があるため注意しやすいですが、後ろは完全に盲点になってしまいます。
背後から敵が襲ってくるのを察知するのは容易ではありません。
そこで集団で背後を警備するために、お尻を合わせる体勢を取っているのです。
そうすれば死角がなくなり、いざという時に敵を攻撃したり、素早く逃げる事が出来ます。
このように、お尻や背中をくっ付け合うのは野生にとって防御の体勢と同時に攻撃しやすい体勢でもあるのです。
ペットとしての愛犬がお尻をくっつけてくるのも防御や攻撃のため?
ペットとしての犬が飼い主にお尻をくっつけてくるのは、安心してリラックスしている証拠です。
ペットの場合、背後から襲われる危険性が無い事を認識しています。
飼い主と一緒に過ごしているときは、安心していられるひと時です。
愛犬がお尻をくっつけてきて嫌だなと思わず、そんな時はじっとくっつけさせてあげましょう。
お尻をくっ付けてくるのは、飼い主の事を信頼しているからこそです。
飼い主を信頼していない子はこのような行為を絶対にしてきません。
お尻を床にこすりつけている!!
これは飼い主にお尻をこすりつけてくる気持ちとは関係がなく、お尻が何か気持ち悪いときです。
お尻を床につけたまま前脚だけで移動するような様子がみられると思います。
これはおそらく、お尻や校門の辺りがむずがゆくて気になっているからだと思います。
また、肛門に臭腺が溜まっている可能性もあります。
臭腺が溜まってしまうと皮膚を破って破裂する事があります。そうなると手術が必要になって犬も大変な思いをします。
このような行動を取った時は、お尻や校門の周りを観察して異常が無いか確認をするようにしましょう。
お尻に目立った炎症などが見られない場合は、肛門の中の臭腺の影響が多いです。
近くのトリミングをしているペットショップ等で肛門絞り(臭腺絞り)だけでも行ってもらって下さい。
赤く腫れていたり、デキモノができている時はかかりつけの獣医へ相談した方がいいです。
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