愛犬がうんちを食べるのは異常な行動??
犬の味覚については以前お話をしましたが、愛犬とお散歩していて、突然道端に落ちたウチにン強い今日みを持ち、パクリと口に入れてしまった事など経験はないでしょうか?
特に幼犬のうちは何にたいしても興味や関心があり、口に入れて確かめる行為をよく目にします。
道端に落ちているウンチを口に入れるのもその一つです。
もちろん、路上にウンチを置き去りにするのは社会的マナー違反になるので、本来こうした事態が起こる事はないのですが、野良犬や野良猫がしたものを食べてしまう可能性もあります。
イヌはウンチに強い関心がある
犬にはウンチに強い関心を示す傾向にあります。それは自分のウンチに対しても同じです。
排泄した後、ウンチを処理しないでおくと、食べてしまう事があります。
エサを十分に与えているのに、自分のウンチを食べるなんて異常では??と不安になる飼い主もいるかもしれません。
結論を言うとウンチを食べたとしても異常ではありません。犬にとってウンチは、いい匂いのする魅力的なものなのです。
大好きなドッグフードの匂いがまだ付いた残っている場合もあります。
特に幼犬のフードは柔らかく、ミルクや缶詰を混ぜているので美味しいものです。その記憶が強いと、香りを嗅ぐだけで食べてしまうのかもしれません。
イヌにはウンチが汚いものという認識はあるのか?
犬にはウンチが汚いものという認識はありません。母犬は子犬の排泄のためにおしりを舐めて子犬の排泄物を食べます。
ウンチが汚いと思うのは人間世界だけの常識なのです。
しかし、飼い犬にウンチを食べてほしくないものです。
また、道路に落ちているウンチを食べてしまうと大きな危険にも繋がります。
野良犬や野良猫のものであれば尚更です。
ウンチを食べる癖は早めに直す事が大切
子犬の時期は特にウンチを食べてしまう仔が多いです。自分の目の前にあるものは全て興味の対象なのです。
確かめるために何でも口に入れて、それが長く癖付いてしまえば大人になってもしてしまう行為になるので、注意が必要です。
成犬がウンチを食べる原因
少し話がそれますが、成犬がウンチを食べるのはひょんなきっかけで、食べてしまうケースもあります。
たとえば退屈しているときに、目の前にウンチがあり、それをつついたりして遊んでいるうちに食べてしまうというケースです。
中には、運動不足や飼い主に構ってもらえないといった精神的ストレスが溜まって食べてしまうケースもあるそうです。
今まで全く食糞をしなかった子が突然し出した場合は、しっかり観察してその要因を取り除く事をしてあげてください。
食糞をしないようにする方法
一度でも食糞をした事がある仔は、これからも続ける可能性がとても高いです。
犬が食糞している時に飼い主が大騒ぎすると、犬は喜んでいると勘違いします。
子犬の時期の食糞はよくある事なので、神経質にならない事が第一です。
しかし、寄生虫や細菌の心配もあるので、なるべく食べないようにしつけなければなりません。
まずウンチをしたら、飼い主がすぐに始末する事です。
食べる機会そのものを取り除いてしまいます。そのためにはかぞくの誰かが家にいる時間帯が排泄のタイミングのベストなのです。
時間を決めた排泄が難しい場合は、ウンチへの興味を他へそらす工夫をします。
ときどきフードの種類を変えて、ウンチのニオイを変える事も効果があるそうです。
またウンチを食べようとしたら、大きな音を立てて、驚かせる事も大きな効果があります。
注意すること
この時、注意しないといけないのは、排泄したときに叱ったり、大きな音を立てると、排泄そのものがダメなのだと思い、問題行動に繋がってしまいます。
排泄が悪いのではなく、排泄物を食べようとする行為が悪いのだと理解できるように、ウンチに顔を近づけた時点で逃さずに叱るのがポイントです。
最後に
ウンチの失敗を厳しく叱ると、粗相したときにまた叱られると強迫観念を抱くようにもなるので、ウンチを隠そうと食べる事もあるので気をつけましょう。
精神的なストレスが要因となっているときは、運動の時間を増やしたり、飼い主とのスキンシップを多くしてストレスをなくしてあげる工夫が大切です。
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