仔犬を飼った後

仔犬を迎えてから約3週間の話

仔犬との接し方

仔犬が我が家にやってきて新たな生活がスタートしました。

飼い主さんはわんちゃんの様子が気になって仕方ないと思います。

何回も様子を見に行ったり声を掛けたくなる気持ちは十分に分かります。

もちろん近くで様子を見ておく事はわんちゃんの安心に繋がります。しかし話かけてばかりだとわんちゃんは疲れます。そっとそばで見守る気持ちでいてあげて下さい。

ワンちゃんは社会形成をし自分の立場を決めたがる生き物です。我が家にやってくる前は、母犬と兄弟の中でも既に社会的地位は出来上がっていました。

その環境を離れ、また新しい場所で、更には一人になったわんちゃんはとても不安でいっぱいです。

そこで次は飼い主さんやその家族がそれを担う必要があります。もちろん飼い主が一番上で、わんちゃんは一番下である事を少しずつ理解させる必要があります。

そのためには、子犬の居場所を決め、必要な食事や水を与え、良い事は褒め、ダメな事は叱る。こうした飼い主の行動から、常に自分が見守られていることや、新しく参加した社会を確認できるようになり、自分の地位を理解し確率する事で安心感が産まれ、飼い主さんや家族への信頼に繋がります。

この時期のお世話の基本は、できるだけそばにいて見守ってあげることです。時間になったらいつものフードを与え、水は常備しておきます。

眠りたい時は眠らせてあげて、遊びたい時には相手をしてあげます。

ただし、トイレはタイミングを見て、しっかり指定の場所でできるようにしつけます。その時に指定の場所で行えた時は大袈裟に褒めてあげて下さい。そうするとトイレは直ぐに覚えます。

また、リードや歯磨き、体を触られることに慣れさせたり、「待て」や「良し」の言葉を覚えたり、人を咬まないことをしつけたりするのも、この時期に始めておく必要があります。

食事について

食事は、お店やブリーダーの所で与えていたものと同じものを与えて下さい。

環境がいきなり変わり、精神的にもデリケートになっているところにいきなりいつもと違うフードを与えると下痢や体調不良の原因になります。

極力今まで通りを提供してあげて下さい。

また、仔犬が決まった量以上のフードをせがんで来てもやり過ぎないようにしましょう。これも下痢の原因になります。

フードの量は便の状態や、わんちゃんの成長を見ながら少しずつ増やして行く事をお勧めします。

成長が心配な方は、購入場所で直接聞くと安心です。

食事を提供して、20分くらいしたらフードが残っていたとしても食器ごと片づけて下さい。これもしつけの一環です。

いつまでもあると覚えてしまうと、直ぐに食べない子になります。これは、夏場だと腐る原因にもなります。また、フードで遊びだす仔もいます。メリハリをつけて、食事を与え、同時にしつけを行っていきましょう。これは買い仔を育てる近道です。

栄養について

仔犬は生後1年半をかけて成犬に一気に成長します。

人間の様に緩やかに成長をしないので、この期間の栄養はとても大切です。

肉食の犬にとって、タンパク質は人間の4~6倍と十分なカルシウムが必要不可欠です。

最近でいうと、天然の原材料で作られたプレミアムフードがたくさん発売されています。

また健康で長生きのためにもプレミアムフードを与え続けてあげて下さい。

睡眠について

生後5か月くらいまでは、食事をしている意外は、昼間も良く眠ります。

眠りたいときには十分眠らせて、途中で起こさないようにしてあげて下さい。

寒い夜は、ベッドとヒーターを付けて、暖かくして寝かせてあげて下さい。

 

夜鳴きについて

最初の夜はよく鳴いている場合があります。ここで鳴くから夜中中構ってしまうと、鳴けば構って貰えると習得してしまい、更に毎日鳴き続ける事になります。

諦めがついたら夜鳴きも無くなりますので、数日かわいそうと感じるかもしれませんが、そっと見守りましょう。

車に乗せて外出について

さっそく仔犬と車で出かけよう!!なんて事は絶対にしないで下さい。

必ずと言っていいほど下痢や体調不良を起こします。

まずは、家庭環境に慣れる事です。最低でも最初のワクチンまでもしくは、1週間は家でゆっくりさせてあげましょう。

留守について

ワンちゃんが新しく家に来て数日から数週間は誰も居ないという状況は避けた方がいいです。

家族の一員としての位置とルールを学ぶ大切な時期です。そのために一人ではない事を実感させるてあげる事が大切です。
この時期に留守番が多いワンちゃんは不安などから、いたずらをしたり、吠えたり、攻撃的になったりすることが多いと言われています。

留守がちなご家庭でも、この時期は極力留守にすることなく、誰かが一緒にいてあげるようにして下さい。
マルチバランスドッグフード


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