犬のしつけ「おいで」を上手くしつける方法と注意
名前を呼んで「おいで」と指示したら、すぐに飼い主の所へ来るようにしつける事もとても大事な事です。
この指示に従えないようなら、ドッグランや公園などでリードを離して自由にしてあげる事ができません。
わんちゃんにも自由の快感を与えてあげるためにも、このしつけもとても大切な事なのです。
声をかけたら何を置いてもまず飼い主のもとへ帰ってこさせる「おいで」は、飼い主をリーダーと認め、一番大切な存在であることを教える訓練です。
「おいで」を教える方法
この訓練はリードを使うのが効果的です。
伸縮性のあるリードまたは、長めのリードをいます。
まずは、リードをつけた状態で、犬が飼い主から自然と離れるのを待ちます。
ある程度距離が開いたら「おいで」と声をかけ、こないようだったら優しくリードを手繰り寄せ、足元まで寄ってきたら褒めておやつをあげます。
この時「おいで」という時は明るく優しい笑顔で声を掛ける事をこころがけて下さい。
飼い主さんが笑顔だという事はなにか楽しい事、嬉しい事があるに違いないと思って自然と寄ってきます。
次に「おすわり」の姿勢をさせ、飼い主さんが犬から遠ざかります。
ある程度の距離が開いたら「おいで」と明るく声をかけて、犬がちゃんと寄ってきたら、また「おすわり」をさせ出来れたら褒めておやつをあげます。
ここまで出来れば上出来です。犬も飼い主さんの事を信頼している証です。自信を持っていいと思います。
徐々に犬との距離を伸ばして、ちゃんと戻ってくるようになったら、リードを外してチャレンジしてみましょう。
但し、野外でリードを外すのはマナー違反です。
リードの外しても大丈夫なドッグランや、公園や庭で訓練を行うようにしましょう。
順調にできるようになれば、おやつを与える回数を減らし、おやつが無くても褒められるだけで来るように訓練していきます。
「おいで」を教える時の注意
「おいで」の訓練は、続けて何度も何度もやらない方がいいです。
時々呼ばれる方が犬にとって印象的だからです。
また、遊びに夢中になっている時は、飼い主の声も聞こえていない時があります。
そんな時に無理に呼び戻そうとしても犬にとったら不愉快なだけです。
これは人間も同じで何かに夢中になっている時に中断させられて呼び寄せられているのと同じで不愉快に感じます。
犬の様子を見ながら、犬がふと我に返る瞬間をねらって「おいで」と声をかける事がコツです。
また、普段から名前を呼んで「おいで」と言われるといい事があると教えておけば、すぐに振り向くようになります。
また、もう一つ注意する事があります。
それは、「おいで」と呼んだ後に、犬がイヤな事をしないという事です。
例えば、獣医さんに連れて行くときや、耳そうじが嫌いな子であればその時に「おいで」の声かけは犬にとってイヤな命令でしかありません。
あくまで「おいで」の声かけは良い事がまっているという印象を与えて置く事が大切なのです。
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