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猫のおヒゲの秘密!絶対に切っちゃダメ!

長くて綺麗な猫のひげ・・・ついつい触ってみたくなっちゃいますよね.

実はこのひげ、絶対に切ってはいけないんです。

なぜなら猫のひげはただのひげではありません。このひげには重要な役割がたくさんあります。

今回は猫のひげの役割と、ひげに関する注意点をまとめてみました。

猫のひげの種類

猫のひげには実はちゃんと名前がついていて、顔のいろんなところに生えているんです。

目の上:眉上毛

頬骨あたり:頬骨毛

鼻の横:上唇毛

顎:下唇毛

上唇の上:口角毛

猫のひげは一般的に「感覚毛」と呼ばれます。

ひげでキャッチした感覚を瞬時に脳に伝えています。

猫のひげは、他の被毛と比べると3倍も深く皮膚に埋まっていると言われています。

猫にとって髭は、重要な役割を果たしている大切な部分です。生まれたての子猫にもこのヒゲがあるおかげでお母さん猫のおっぱいにたどり着けるそうです。

猫のひげの役割って?

猫のひげが担っている役割はどれも重要なものばかりです。

先ほど紹介したように、猫のひげは「感覚毛」といい、猫が生きていく上で大切な毛なのです。どのような役割を担っているかご紹介していきたいと思います。

①平衡感覚を保っている

猫のひげは周りの環境・状態などをチェックするセンサーとしての役割を持っています。ひげの先が物に少し当たっただけでも感知することができ、狭い場所などでも瞬時に体が通れるか判断することができます。狭い場所や通路に顔だけ入れて様子を伺っているのもこのためです。

空間把握能力や平衡感覚をひげで維持しているため、絶対に切ってはいけないのです。

②猫の目を守っている

目の上に生えているひげ(眉上毛)は、猫の目を密かに守っているんです。何かが眉上毛に触れたとき、または何かを感知した時に、すぐに目を閉じることができるようになってい流のです。猫が顔を洗う仕草をしているときは、ひげがホコリや水分を感知した時にする仕草です。

③感情を表している

ひげの向きで猫の感情を大まかに把握することができます。

・ひげが下向きにだらんとしている:リラックス

・ひげが上方向に向いている:嬉しい感情

・ひげが前方に大きく広がっている:興味・警戒

・ひげがほっぺたに沿っている:食事中・睡眠中・恐怖

ひげが抜けてる・・・原因と対処法

これまでにご紹介してきたように、猫の部位の中でも重要な役割を果たしているひげ。

時折猫のひげが抜けて部屋に落ちていることがあると思います。

一本程度が抜け落ちているのなら心配はありません。猫のひげは定期的に抜けるものなので、また新しいひげが生えてきます。

しかし、同時に数本抜けてしまうことがあるのならば、何らかの原因を疑ったほうがいいと思います。いくつか代表的な原因をご紹介していきたいと思います。

①ストレス

猫はストレスを感じることでひげが抜けることがあります。その状態の猫の体内では、白血球の数が減少します。猫のひげがたくさん抜けていると思ったときは、まずは動物病院で猫ちゃんの血液検査を受けてみてください。猫ちゃんにストレスを与えないように、ストレスフリーな環境づくりを心がけていきましょう。

②ニキビダニ症

猫はストレスを感じると、ニキビダニ症を発症することがあります。

このニキビダニ症が原因となり、猫のヒゲが抜けることがあります。ニキビダニ症は、皮膚炎を起こしてしまい、その皮膚炎が原因となり猫のひげ抜けに直接繋がってしまいます。

猫と暮らすための生活環境を見直し、栄養バランスの取れたフードを与え、ストレスフリーの生活にしてあげることがニキビダニ症の対処法になります。

③猫エイズ

『猫免疫不全ウイルス感染症』、いわゆる猫エイズは、人間のエイズに症状が似ていることからこう呼ばれています。猫の免疫力が低下することによって、皮膚炎などの併発が原因となってしまい、猫のひげが抜けたりします。猫エイズを発症してしまうと、明確な治療法がないため、対処法としては室内飼いを徹底していく必要があります。

これまでに紹介したものはどれも目には見えにくい体の異変です。人間からは見えにくい猫の異変にすぐ気づいてあげられるように、日頃から部屋の掃除をこまめにするようにして、猫のひげを見つけやすい環境づくりを目指していきましょう。


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