犬がリードを引っ張って飼い主の前をリードしながら散歩しているのは問題?
散歩中に犬が飼い主ををグイグイ引っ張りながら先を歩いている様子を見かけた事があると思います。
飼い主の中には、「散歩中くらいは自由にさせてあげたい」という気持ちの方がいるようです。
普段家の中では行動範囲も決まっておりなかなか自由にさせてあげれないという理由からだそうです。
しかし、その考えというのは大きく違っています。
野生時代のリーダーの役割
野生時代、犬は群れをなしてその中に必ずリーダーが存在していました。
そのリーダーはとても重要な役割で、四六時中危険を察知するために神経を研ぎすましていました。
また、移動時は行き先を安全を確認しながら先頭に立って皆を誘導していました。
この様に野生時代のリーダーの役割はとても責任ある仕事だったのです。
その名残りは現代の犬の中にもあり、どうしても自分がリーダーの役割を果たさなければという使命感が働きやすいです。
飼い主がリーダーの役割を果たしてあげる理由
野生時代のリーダーというのはとても責任ある仕事で、犬にとったらストレスでしかないのです。
これをペットの犬にもしてしまうと休む事が出来ません。
そうならないためにも、小さいうちから飼い主がリーダーである事を理解させて置く事がとても大切なのです。
そうする事で犬もストレスなく安心して日々を過ごす事ができるのです。
また、自分がリーダーであると勘違いしてしまうと、日常でワガママな子になり、飼い主のいう事は聞かなくなります。
それは飼い主にとったら困った事でストレスになります。
お互いにストレスが無い状態を作るためにも飼い主がリーダーである事への教え込みが最も大切なしつけなのです。
犬が飼い主の前を歩くときはどうすればいい?その改善方法
散歩の時も飼い主が進む方向を決めて犬を従わせます。しかし、犬が先に行こうとしたら飼い主はその場で立ち止まりましょう。
飼い主が歩かなければ、犬も先に進む事が出来ない事を教えるのです。
家を出る時も、犬にせがまれるから行くのではなく、飼い主の指示で外出するようにしつけておきます。
要求すれば外へ出れるとワガママな子になります。
ましてや雨が降っていたらびしょ濡れになってしまいます。
どんな時も飼い主のタイミングで外出する事を犬に教えます。
外で歩くとき、リードは長く伸ばさずに、飼い主のすぐ側を歩かせる様に、リードを調整しながら体に教え込みます。
きちんと出来ていれば高めの声で褒める事を忘れないようにしましょう。
散歩は飼い主と一緒に並んで歩く事で、コミュニケーションする時間なのです。
犬がリードを引っ張る他の理由
散歩中にリードを引っ張るのは、単純に早く色々な場所へ行きたい気持ちが強くなり、ついつい嬉しくて先を歩いてしまう事もあります。
家の限られた空間で過ごす事の多い犬にとっては外の世界はとても刺激的なのです。
早く色々な場所へ行きたいと思うあまり、飼い主を引っ張ってしまうのです。
まとめ
いずれにしても、飼い主を引っ張る行為は犬を自由にさせている事に変わりありません。
そのまま好き勝手させるとワガママな子になり、散歩中に周囲の人にも迷惑をかける恐れもあります。
また他の犬とのトラブルも考えられます。
犬はリーダーの役割を課せらると「ストレス」を感じてしまう動物です。
そうさせないためにも飼い主がリーダーシップを取って犬を従わせる生活を送る事で良い関係性を築きながら平和な生活を送る事が出来るのです。
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