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猫はどうして一日の大半を寝て過ごすの?

猫はいつも寝ているイメージがないでしょうか?

野生時代の名残?

狩猟動物だった猫の睡眠時間は、1日の2/3は寝て過ごすという非常に長めの睡眠でした。

これは狩りや縄張り争いに備えて、いつもは極力エネルギーを蓄える習性がありました。

また猫にも深い眠りのノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠を繰り返しながら眠っています。

しかし猫の場合はほとんどの時間がレム睡眠なのです。

人間の場合は、ノンレム睡眠が1回に約1時間半あると言われていますが、猫の場合1回約7分と非常に短いのです。

1日で約60分ほどしかノンレム睡眠がありません。

それは野生時代、外で眠っていても敵の攻撃にすぐに気づけるようにするためなのです。

しかし現代飼い猫として育てられている猫たちは、このノンレム睡眠の時間が長くなっていると言われています。

敵に攻撃される心配がないので、熟睡できる時間が長くなっているです。

猫はどうして他の猫と抱き合いながら寝ることがあるの?

真夏にこの様な事はあまり見られませんが、冬場は互いの体温で寒さをしのんでいると言われています。

また、体を寄せ合う事で相手の寝息や心音など一定のリズムを感じながら眠る事は猫にとってとても心地よい事なのです。

体を寄せ合いながら眠る事が出来るのは相手を信頼している証でもあり、お互いに安心出来て、リラックスしながら眠る事ができるのだと思います。

飼い猫の場合、1匹飼いをしている家庭も多いかと思います。

猫は意外に寂しがり屋です。猫が落ち着く毛布やタオルなどを寝床に置いてあげるだけでも安心できます。

それが飼い主の匂いであったり自分の匂いが付いている方が尚いいです。

猫が眠っているときに名前を呼んでみるとどうなる?

猫は浅い眠りの時間が長いので、この時は周囲の音はぼんやり聞こえています。

そんな時に、猫の名前を呼ぶと、起きるまではしなくても、飼い主さんの呼びかけには答えようとしっぽで返事をしているのです。

なんとも愛おしく可愛いと思いますが、猫が眠っている時はしっかり眠らせてあげましょう。

仔猫の場合は、1日20時間以上の睡眠が必要です。

あまり声を掛けすぎないように注意しましょう。

まとめ

猫ももとは野生動物です。野生時代の名残というのは色々な所で出てきます。

睡眠もその一つで、極力エネルギーを溜めるために1日の大半を眠って過ごしているのです。

しかしノンレム睡眠の時間が短いため、完全に休めているわけでもないのです。

それを理解してあげるといつもぐてってと眠っていても、「いつも寝てばかり!」とは思わなくなると思います。

しかし、飼い猫になると縄張り争いや狩りをする必要がなくそこまでのエネルギーは使いません。

寝てばかりいると肥満の原因にもなります。

食べてはすぐ寝るような事が続いたら、飼い主が相手をしながら軽い運動をさせるようにも心がける必要があると思います。

肥満は万病のもとです。タワーなどの設置で上下運動をさせるのも効果的です。

あまりにも寝てばかりいる場合は色々猫が楽しくなるような家作りも考えてみて下さい。


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