仔猫を飼った後

大満足!猫ちゃん&飼い主が喜ぶ快適なトイレの作り方(その2)

前回に引き続き、ねこちゃんのトイレについてお話をしたいと思います。

猫ちゃんが快適なトイレライフを過ごすことができるかどうかは、飼い主さん次第と言えます。
また、トイレ掃除は、猫ちゃんの健康チェックする、大切な機会です。
毎日しっかり掃除さえしていれば、おしっこやうんちを通して、猫ちゃんの体調を知ることができます。
トイレ環境を整えることは、猫ちゃんの健康を守ることにもつながるのです。

どんなトイレを選べばいいの?トイレのタイプってどんな感じ?

猫にとっての理想的なトイレの基準はわかっていただけたかと思います。これはあくまでも猫にとっての理想です。
できるだけ叶えてあげたいところですが、飼い主さんのお住いの環境や、ライフスタイルによっても、変化するのは仕方のない部分です。

理想的なトイレは、広く、深く、砂がたっぷり入っていますので、単純にとても重いです。体力のない飼い主さんの場合、持ち上げられずこぼしてしまうこともあるかもしれません。
また、カバーのないものはそのぶん匂いが立ちやすいので、部屋に匂いがすることもあります。
小さいお子さんがいる場合、猫の排泄物の染み込んだ砂を触ったり、口に入れたりする危険性も出てきてしまいます。

排泄物や砂などの、ゴミを出せるタイミングがどれくらいある地域なのか、ということも重要な部分です。
飼い主さんが、きちんと管理してあげられるようなトイレを選ぶことが大切です。
最近は、様々な種類のトイレ容器や、砂が販売されているので、複数設置して猫に好みのものを選んでもらうのがいちばんです。
飼い主さんと猫の両方が納得できるトイレをカスタマイズしていきたいものです。

◇形はどんなタイプがある?

①箱タイプ

汚れが見えやすく、掃除もしやすいのが特徴。衛生的に使用できます。

②フードタイプ

人目を気にする猫におすすめ。砂が外に飛び散るのを防げますが、その分臭いがこもりがち。こまめな掃除が必要です。

③システムタイプ

上下段に分かれるタイプで、上段はトイレ用砂、下段にマットやペットシーツを敷き、匂いを吸収する仕組みになっています。

◇トイレ砂ってどんな種類がある?

素材屋粒の大きさ、感触など猫によってこだわるポイントは違います。
素材別に種類豊富なトイレ砂が販売されています。神経質な猫は、砂を変えただけでトイレを使わなくなってしまいますので、砂選びは慎重に行いましょう。

①鉱物系

自然の砂に近いので、好む猫が多くおすすめです。吸収力、消臭力に優れていますが、重くて、埃が出やすいのが難点です。不燃ごみとして処理します。(最近は燃えるゴミで処理出来るタイプもあります。)灰色であることが多いため、血尿などのおしっこの色の変化がわかりにくい、という欠点もあります。

②おから系

吸収力、凝固力が高く、トイレに流せるため、使いやすいとの意見もあります。おから独特の匂いがあり、猫が食べてしまうこともあるので要注意です。

③材木系

脱臭、消臭効果が高い反面、凝固力はそれほど強くなく、使っているうちに砕けて、粉状になるため、飛び散ってしまうこともあります。可燃ごみとして処理できます。

④シリカゲル系

吸収、乾燥力が高く、消臭力もありますが、固まらないものもあります。不燃ごみとして処理します。

トイレはいつも綺麗にしておこう!

猫の嗅覚の鋭さは、人間の数万倍と言われます。たとえ人間が感じなくとも、猫にとっては「くさっ!我慢できない!無理!!」ということもあるのです。
そのため、汚れたトイレは、猫にとって大変なストレスになってしまいます。
場合によっては、トイレを使わなくなることがあります。若い猫の泌尿器疾患の中で一番多い病気として、「特発性膀胱炎」が挙げられます。
原因の一つに考えられているのが、トイレが気に入らず、おしっこするのを我慢してしまうことです。
病気予防の観点からも、トイレをきれいに保つことはとても大切なことです。こまめに排泄物を取り除くことはもちろん、2週間に1回は砂を全て入れ替え、さらに一か月に一度はトイレ全体の掃除を行いましょう。
トイレは水洗いした後、除菌スプレーをかけ、さらに天日干しを行うことにより、除菌・消臭効果が高まります。トイレがきれいになると、猫も気持ちが良くてご機嫌になります。


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